入院中の唯一の楽しみ、食事。
点滴の副作用がつらくてあまり食べられなかったのですが、病院食を1ヶ月食べたらコレステロールの数値がかなり下がりました。
一番おいしかったメニューはたれかつ丼。
揚げ物大好き妻のもちぴです、こんにちは!
次男妊娠時に前置胎盤の診断を受けた際の備忘録です、前置胎盤と診断された人の参考になればと思い書いています。
今回は入院後編です、これが入院編の最後の記事になります。(前編(32w)、中編(33w)、後編(34w~)があります。)
次回はもう出産記事です……。
ネガティブな感情が多めです。
前回の記事、【入院中編】(33w)はこちら。

34w 入院記録
34wには5度目の出血がありました。
お腹の張りも点滴を入れているにもかかわらず強くなり……。
精神的にとてもつらかった時期でした。
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朝からお腹の張りも少なく、割と体調の良い1日のスタート。
先生の診察で毎回副作用がキツイ話をしているのですが、「点滴のマグセントとリトドリンの流量2つともかなりいってるから副作用しんどいと思う、できればこのまま増えずにいきたいね」と言われました。
この日も頑張ってシャワーへ行きましたが、シャワーに行くと疲れてお腹が張るので毎日行くのをやめるべきかとても悩みました。
夜に長男が「にんじん!」と言えるようになった動画が送られてきて、嬉しいと同時に言葉の出始めに立ち会えない絶望で涙が止まりませんでした。
この時点で2週間も長男に会えていません。
声が直接聞きたいけど大部屋だから電話できないし、話したら混乱させそうだし、なんだか自分だけが家族の生活から切り離された気分になって辛かったです。
お腹の子の胎動が元気なのが唯一の救いでした。
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この日は朝の採血でなかなか血があがってこなくて、途中で血が止まってしまって3回刺されました。
そして朝に茶褐色の出血がほんの少し。
5度目の出血判定です。
茶出血、子宮頚管はまだ長い、お腹の張りも強くない……またしても様子見になりました。
様子見で、35wになったら帝王切開早めるか決めましょう。
副作用もつらいだろうけど採血結果的にも問題ないし、母体がどこまで持つかってところもあるけど基本35wまではお腹で育てたい。
この採血では、血液中のマグネシウムの値などを見ていたようです。
点滴によってマグネシウムの値が上がると母体が危険になるようで、週に何度か採血がありました。
動悸が酷くこの日は1日何もせずぼーっと寝ていました。
夫と長男が2人でおもちゃを買いに行っていたそうで、それも羨ましく、毎日頑張ってくれているなあとまた泣きました。
夕方からは病室も暗くなるので電気をつけるのですが、ライトの光で眼球が痛くて目がしんどかったので、私は消灯の1時間以上前には電気を消して横になっていました。
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動悸や手の震えであまりご飯が食べられない日々が続き、看護師さんに相談したらご飯を分食にしてくれました。
妊娠後期の妊婦さんなどは分食にする方が多いんだそう。
シャワーに行く際に点滴を外してもらって、帰ってきたら点滴をすぐつけてもらわないといけないのに、この日はナースコールして説明してもすぐ来てくれませんでした。
だんだんお腹が張ってきて、もう一度ナースコールして他の方が出たので「さっき点滴お願いしたのにまだ来てもらえてなくて……」と言ったらすっ飛んできてくれました。
いつも点滴外した時のシャワーは時間との勝負だからって言われるのに……とこんな事でも落ち込んでメソメソ泣いていました。
忙しそうな日はナースコールを我慢してしまっていたのですが、今思うと切羽詰まってるんだからナースコールしなさいと自分に怒りたいです。
夜にお腹の張りと動悸が強くなりモニター、問題はなかったのですがとても汗だくでつらかったです。
私の場合は夕食前後にお腹の張り、前駆陣痛のような張りがくるみたいで、パターン化している気がしました。
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この日はなんと、特に何もなく終わった日でした!
お腹も張らず、胎動もあり、副作用はあるけどそこまでしんどくなく。
もしかして良い感じの経過なのかも?と勝手に思っていました。
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診察では子宮頚管長問題なし、そして相変わらず辺縁前置胎盤だと言われました。
点滴の副作用が本当につらいんですと相談したら、「主治医の先生に相談してみるね、もしかしたら点滴流量減らせるかも?」と言われ少し期待していました。
その後主治医の先生の診察もあり、「点滴流量減らすとお腹張るからNGです!」と言われめちゃ落ち込みました。
ぬか喜びです。
私も母体が副作用で37wまでもたないと思って切る理由を探しているんだけど、血液検査も問題ないし子宮頚管長も長いから現時点で帝王切開早めるのは難しい……。
先生たちも私のつらいのを毎日観察してくれているので、色々考えて動いてくれているようでした。
耐えます、頑張ります……
もう「頑張ります」以外言えなくて悲しかったです。
動悸、吐き気、血管痛、顔や頭部の火照り、手足の火照り、手足の震え、まぶたの熱さ、副作用がしんどすぎる日でした。
ダルすぎて目もあかない。
貧血気味ということで鉄剤の注射もすることになり、それも血管に流す時がじわっとしんどかったです。
この日はめちゃくちゃメンタルが落ちていて、入院して初めてわんわん泣きました。
精神的にきていて、毎日ずっとカレンダーを見ていました。
見ていたって何も変わらないのに。
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精神的にきている、ほんとうにつらい、と朝からめそめそ。
部屋担当の看護師さんと毎日雑談するのが楽しみで、この日は痔の時と入院した時にお世話になった優しい看護師さんでした。
3週間入院よく頑張ってるよ!
マグセントとリトドリンの二刀流は今滅多にみないよ。
それ程あの時の張りは切羽詰まっていた。
キツイのも無理ない、よく頑張っているよ!
頑張っているねと沢山褒めてくれました、本当に本当に嬉しくて、1人になってまた涙が出てきました。
看護師さんにあまり心配はかけたくないので、話すときは元気に話すことを心がけていたのですが、だんだんそれもしんどくなってきたところでした。
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点滴差し替えの日でした。
毎度のことですがルートがなかなかとれず、二の腕の方に刺してもダメで、微妙な位置になんとか刺さりました。
血管痛が酷く、点滴を刺した部分が痛いのでお願いして再度差し替えてもらったのですが、それでも痛くて我慢することにしました。
もう何度も刺すのが限界、点滴ルートをとれそうな血管がなくなってきていました。
腕は点滴が漏れて内出血している痣や、刺しなおしの注射後で悲惨な状態に。(産後2~3ヵ月くらいでようやく治りました。)
夜にお腹の張りが強くなり、マグセント増量の指示がありました。
先生が来てくれて診察、「明日の35w以降になったらもう点滴増量はしないでおく」と言われました。
この日は夫と長男が私の実家に遊びに行って、赤ちゃんの入院用の書類に必要な項目を書いてきてくれました。
35w 入院記録
結論からいうと、35wで出産になりました。
この記事では帝王切開前日までの記録になります。
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血管痛が痛くて目が覚めました。
緩和剤の生理食塩水が切れていたので入れてもらいます。
朝5時過ぎにトイレにいったら少量の鮮血。
6度目の出血、そして鮮血です。
毎回少量ではあるものの、だんだんと出血頻度が増えてきたところに鮮血……。
胎動は少なかったのですがモニターして心音の確認も取れて、マグセント増量の指示がありました。(もう増量しないんじゃなかったのか?)
先生がきてくれて診察、中はもう茶出血になっている、その他も問題なさそうとの事。
この日は土日祝日なので、とりあえず主治医には連絡を入れて様子見をすることになりました。
こりゃ37wまでもたないかもねー!
なんだか普通のトーンで言われて、そんなに深刻でもないのか?と、もう色々考えすぎて頭が回りません。
通常診察でも先生に、「出血も古い血のみ、それよりも血管や副作用で母体がもたないかも、37wまではきっともたないかな……」と言われました。
主治医の先生も、早める準備はできているけど決定打にかけると以前言っていたとの事。
今夜出血増えたり陣痛きたら即帝王切開になりますが、休日は人手が足りないのでどうにか明日まで持ち越したい!
35wで切る可能性があることも示唆されました。
看護師さんによっては帝王切開の日は早まらないんじゃないかな?と言う人もいたり、できるとこまでいってダメそうなら緊急になるかも?と言われたり、よくわからなくなってきたので主治医の先生の指示を待つことにしました。
そして看護師さんに、今赤ちゃんが産まれた場合は長期入院になるかもしれないと言われました。
夜にまたお腹が張るのでモニターしましたが、問題なし。
明日の朝は念のため朝食抜きでモニター、主治医の診察を受けてからご飯食べましょう!と言われました。
なんだか急に不安になってきてまた涙が出てきました。
赤ちゃんお腹の中でもう少し育てたい……でももう出血も鮮血で自分の限界も近い……。
色んな感情、しんどすぎて。
何故かこの日は急遽長男が美容院に連れていかれたようで。
イヤイヤ期だから無理だろうなと思っていたら案の定ギャン泣きしたそう。
入院中は刺激になることはできるだけ避けてほしかったのに……とまたそれも泣きました。
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