前置胎盤記録 広告(PR)

【31w~32w】3度目の出血、前置胎盤&切迫早産で入院へ【前置胎盤記録③】

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こんにちは、妻のもちぴです。

次男妊娠時に前置胎盤の診断を受けた際の備忘録です。

前置胎盤と診断された人の参考になればと思い書いています。

今回は入院前編です。(前編(32w)、中編(33w)、後編(34w~)があります。)

入院中は点滴の副作用がかなり辛く、思ったほどメモを残せておらず……。

記憶を手繰り寄せながら書いています。

前回の【自宅安静編】はこちらからどうぞ。

【25w~31w】2度目の出血、引き続き自宅安静【前置胎盤記録②】次男出産時に前置胎盤と診断された時の備忘録です。同じように前置胎盤と診断されて不安に感じている人の手助けになれればと思います。この記事は全前置胎盤から部分前置胎盤、そして辺縁前置胎盤になった推移や、自宅安静に伴うストレス、そして2度目の出血について書いています。...


次男出産までの大きな出来事
  • 14w 茶出血(少量)
  • 19w 全前置胎盤の診断
  • 26w 2度目の茶出血
  • 29w 部分前置胎盤の診断
  • 31w 辺縁前置胎盤の診断

31w6d いぼ痔でおしりから出血

いきなりですが、もともと痔主です。

妊娠初期から酸化マグネシウムを飲んでいるのにも関わらず31wに入ったころから便秘がちになり、おしりに違和感がありました。

もちぴ

この懐かしい違和感、痔だ!!

次第に激痛へと変わっていき、痔の痛みでお腹の張りが出るように……。

ドラッグストアで妊娠中にも使える痔の薬を購入しましたが、焼け石に水、激痛のまま就寝しました。

35w6d、朝起きてびっくり、お尻の方から大出血です。

最初は前置胎盤の出血かと思って焦りましたが、場所的にもお尻のほうだったので念のため病院へ電話。

「多分、痔の出血だとおもうんですけど、それに伴ってお腹が張っていて……」
「すぐ来てください!」

そしてまたしても土日なので外来ではなく産科病棟へ。

痔が痛すぎて涙ながらに病院へ。

この日担当してくれた病棟の看護師さんはとても優しくて、痔つらいよねーなどと励ましてくれてさらに涙。

産科の先生に内診してもらい、痔からの出血だということを確認、痔を押し込んでもらい、痔の薬も処方してもらいました。

先生

これは産むまで治らないと思う!

絶望している暇もなく、お腹の張りが心配でNSTモニター。

少し張りもあるが、とりあえず自宅安静で様子を見ましょうとのこと。

少し前からお腹の張りにリトドリンが処方されており、朝晩飲んでいました。

この日は帰ってからも前駆陣痛のような痛みがあり、リトドリンを頓服として服用。

痔の痛みとお腹の張りと格闘しました。

32w0d 3度目の出血、入院へ

32w0dの朝、ベッドから起き上がった瞬間ドロッと何かが膣からでるのがわかりました。

尿漏れ前科があるのでいそいそトイレにいくと、なんと痔の出血とは別に、膣の方から鮮血の出血が付着していました。

ついに、鮮血の警告出血です……。

もちぴ

あ、これはやばいやつ……


急いで夫をたたき起こして、病院へ電話。

「今すぐリトドリンを内服して、なるべくすぐ来てください!」

何もわかっていない長男の事を強く抱きしめ、義実家に預け、そのまま病院へ直行です。

病院は遠いので少しでも早く着くために高速で行きます。

車内でも15分に1回の張りがきていて、今回はただ事ではないなーと薄っすら感じていました。

先生

膣からの出血で間違いないですね、NSTモニターしてこのまま入院しましょう。


陣痛室でNSTモニター、なんと10分に1回の強い張り。

体感では長男の時の出産予定日前日の前駆陣痛の痛みに近くなっていました。

看護師さん

リトドリン内服の指示がでたので飲みましょう!

処方されていたリトドリンを1錠のみ、ひたすら張りがおさまるのを待ちましたが痛みは増すばかり。

私はてっきり前置胎盤がやばいのかと思っていましたが、この時は切迫早産で陣痛につながる恐れのある張りがきていたようです。

陣痛室は2人部屋で、お隣には陣痛がきている妊婦さん。

がんばれーと心の中でエールを送りつつ、段々とお腹の痛みに余裕がなくなり不安になってきました。

看護師さん

張りが収まらないので、飲み薬より強い点滴に切り替えます!
この点滴入れたら産むまで24時間点滴管理です、頑張りましょうね!

「マグセントという点滴を入れます、入れ始めて1時間は辛いと思うけど頑張りましょう。」

点滴を入れて5分もたたないうちに、ワーっと火照り汗が止まらず身体がだるくなり、血管がジワジワと痛くて我慢できなくなりました。

もちぴ

こんなにキツイのを24時間入れ続けるの……?

モニター上での張りと自覚の張りを照らし合わせるために、張りが来たらナースコールを押してねてと言われましたが、身体がしんどくて大変でした。

点滴流量を少しづつあげ、ようやく張りが落ち着いてきて病室に移動できたのは2時間後でした。

血管痛対策として生理食塩水の点滴も一緒に流してもらい、ほんの少し痛みが緩和されましたが、もう点滴の副作用のダルさで何も考えられませんでした。

案内された病室は4人部屋、入り口のトイレの近く。

点滴のだるさ、身体の火照り、鼻詰まりと格闘しているうちに夕食になりました。

夕食はしんどくて半分も食べられず、マグセントの副作用である動悸、手の震え、身体のダルさ、頭痛にやられてすぐ横になって休みました。

そして夕食後に休んでいると心臓が痛くなってきました。

頭がぼーっとする中、心臓が痛くてうまく呼吸ができずナースコール。

この時点で携帯をいじる気力がなくなりました。

心電図モニターとNSTモニターをつけ様子見、心臓痛くて息苦しくて、このまま死ぬのかな……なんて考えたりもしました。

夜中に先生が来てくれて診察、レントゲンも採血も内診も問題なく、このまま様子見に。

夜中バタバタだったので個室に移りましょうと言われ、鼻の酸素マスクを着けてようやく眠れたのは夜中の2時。

私は血管が出づらいようで、この日は点滴ルートとるのに3回刺され、採血で4回刺され、とても気が滅入りました。

32w 入院記録

32wは波乱の幕開けとなりました。

ここから割と断片的な記憶になりますが、日ごとにメモを残していたので書いていきたいと思います。

32w1d

朝には心臓の痛みも息苦しさもなくなっていて一安心。

痔の方の出血は鮮血が出続けていました。

診察ではあいかわらず辺縁前置胎盤、点滴量を増やして週数を稼いでいきましょうとの事。

この日はシャワーを浴びたのですが、疲れてしばらくぼーっとしていました。

個室は1日8,000円くらいするのではやめに相部屋に戻ろうと思ったのですが、夫がストレス溜めないようにもう少し個室にいたら?と提案してくれたのでもう何日か個室でゆっくりすることに。

個室にいるおかげで、夫と長男とテレビ電話できました。

「ママ~」と呼んでくれてとても嬉しかったのですが、長男はまだママと離れるということがよくわかっていないので何故か手遊び歌を披露してくれました。

テレビ電話切ってから号泣、長男に会いたくて仕方がありませんでした。

これから出産までの1ヶ月は夫が有休を使って休み、長男の面倒をワンオペで見てくれます。

長男の生活や健康管理が不安だったのですが、ぴよログを使って1日のできごとをリアルタイムで共有してくれたので安心でした。

ぴよログは1歳過ぎにはつけていなかったので久しぶりで、なんだか次男の予行演習のような気持ちで見ていました。

いきなり入院になったので、まだ赤ちゃん用の布団や洋服を出しておらず、やっておけばよかったなあと後悔。

32w2d

長男が朝起きてから「ママ」と連呼していたようで、それを聞いてまた涙がとまりませんでした。(多分ママを探しているわけではなく、ママと言えるようになったのが嬉しくて連呼しているだけな気もする)

診察、子宮からの新しい出血はなく、古い茶出血のみなので大丈夫との事。

この日からまぶたがとても熱くて目を開けるのがしんどくなりました、これもマグセントの副作用のうちの1つだそうです。

顔の火照りもひどく、入院中はずっとアイスノンをもらって過ごしました。

マグセントの副作用がつらく、この日は風呂キャン。

痔は引き続き大出血です。

夫が長男を支援センターに連れて行って遊ばせてくれて助かりました。

20時頃お腹の張りがあってモニターをしたのですが、15分間隔の張りはあるものの、特に大きな問題はなく様子見となりました。

32w3d

入院中は相部屋だし、痔が酷いということもあって便秘気味でした。

主治医の先生が顔を出しに来てくれた際に相談し、酸化マグネシウムを増やしてもらうことに。

もちぴ

先生、帝王切開の予定日は早まったりしませんか?


「場合に応じては早まる可能性あるかも、基本はそのままかな」

出血が増えたら点滴量を増やして対応する、今くらいの張りならそのままいくと言われました。

この日の診察では痔があまりにも痛くて相談、内診ついでに痔をひっこめてもらいました、激痛。

そして内診の時にフラジール膣錠をいれました、おりものに切迫早産の兆候があった為だそうです。

これはあんまり心配しなくて大丈夫との事。

この日点滴差し替えで、その合間に点滴を外してシャワーに行ったらお腹がガチガチに張っていました。

そして刺しなおしまくって、やっとのことで点滴ルートを確保し、新たな血管痛との戦いが始まりました。

しばらく休んでいると主治医の先生がまた顔を出しに来てくれました。

先生

帝王切開なんだけど、38wまでもちそうにないから37wで予定を組むことにしました!

37wで確定、早まるとしたら大量出血か、陣痛が来るか、母体が限界を迎えるか、何かしら危険があったときとの事。

あと5wか、長いな、でも来月には産めるのか、など頭の中はぐるぐる。

点滴の副作用が辛い話をすると、「慣れる人もいるし、辛いまま出産を迎える人もいるよ」と言われ撃沈。

32w4d

この日は個室から大部屋に移る日でした。

移動前に長男と夫とテレビ電話。

大部屋での電話はNG、ラウンジに行かないといけないのでこれが出産前最後のテレビ電話になりました。

ちなみに絶対安静でラウンジへの移動の許可は最後まで出ませんでした。

夫が荷物の受け渡しにきてくれたのですが、面会NGなのでとても悲しかったです。

診察では、なんと胎盤がここにきてあがりはじめているとの事、このままいくと出血リスクも低くなると言われ一安心。

午後に大部屋へ移動。

病棟の看護師長さんがベッドの移動に来てくれました。

看護師さん

落ち着いてよかったね~、入院した日はあのまま出産になるかと思ってヒヤヒヤしたよ~

そんなに切羽詰まった状況だったの?!と、この時初めて知って焦りました。

今度は相部屋ですが窓際、少し気分も紛れました。

32w5d

朝のNSTモニターでは特に張りもなく、赤ちゃんも元気で一安心。

診察も膣錠をいれたり痔の薬を追加してもらったり、特に大きな出来事もなく終了。

昨日本を差し入れてもらったのですが、まぶたと眼球が熱すぎて読むことができませんでした。

携帯で色々調べすぎてギガがなくなったので、ポケットWi-Fiをレンタルしました。

これが多分入院中助かったものナンバー1です。

長男がご飯を食べなかったりとイヤイヤが増えているそうで、ママと離れている不安が一気に来たんだなと心配になりました。

愛猫も家の中の異変を感じ取っているのか甘えん坊になっているようで、夫の負担が増えてきたのがとても気がかりでした。

自治体の保健師さんいわく、「いなくなってもいつかは帰ってくると知る良い機会、ママに会えない寂しさを知る機会だから良い成長になるよ」と。

ぽん

全部がマイナスな事ばかりじゃないよ、自分も育児にガッツリ関われる良い機会で嬉しいよ!
確かに他の子にはあまり経験できない事をしているよね、プラスに捉えよう!

夫がこう言ってくれて、私も少し落ち込んでいた気持ちが楽になりました。

もちぴ

長男が大きくなったら、パパと2人きりで1ヶ月半も過ごしたんだよー!って話してあげよう!

32w6d

朝のNSTモニターも、診察も問題なし、張りも減っておりなんだか調子のよい1日でした。

ただ副作用はかなり辛く、特に点滴による血管痛が酷く、緩和剤の量を増やしてもらうことに。

この日長男が「ねえねえ、パパ」と言ったらしく、2語文が出てくるのがとても待ち遠しくなりました。

パパと長男は2人で少し遠くまでお出かけし、頑張っているご褒美におもちゃを購入。

そして2人でガストでラーメンを食べている写真が送られてきました。

もちぴ

ワンオペ外食私もしたことないよ、パパすごいな、素直に尊敬する……

余談ですが、長男はガストの猫ロボが大好きです。

次の記事【入院中編】↓

【33w】入院中に4度目の出血、そして山場を乗り越える【前置胎盤記録④】前置胎盤備忘録です。前置胎盤による警告出血とそれに伴うお腹の張りの切迫早産で入院になり、33wに山場を迎えましたがなんとか乗り切りました。マグセントとリトドリンの両方の点滴がかなり辛かったです。...