長男妊娠中に尾骨を痛めて以来ずっと尾骨が痛くて治らないのですが、次男出産を経てまた悪化してきました。
円座クッションが手放せない妻のもちぴです、こんにちは。
次男妊娠時に前置胎盤の診断を受けた際の備忘録です、前置胎盤と診断された人の参考になればと思い書いています。
今回は入院中編です。(前編(32w)、中編(33w)、後編(34w~)があります。)
前回の記事、【入院前編】(32w)はこちら。

33w 入院記録
33wはずっと病院のベッドで安静にしていました。
それにもかかわらず33w2dで4度目の出血……。
前置胎盤は本当にどのタイミングで出血するかわからないのが怖いのですが、とにかく入院中でよかったです。
33w0d
自宅で夫が長男(2歳)のワンオペ中。
イヤイヤ大爆発、朝からグズグズしていたそうです。
力になれないのがもどかしい、夫のメンタルも心配だし長男のメンタルケアもしてあげたいのに。
長男は割と行動をルーティン化するとうまくいくタイプで、起きる時間とお風呂に入って寝る時間、さらにご飯の時間とお昼寝の時間も固定化していたので割とワンオペでも楽な部類だったと思います。
実際に私は夫が仕事の日は長男を24時間以上ワンオペできていたので今回の夫のワンオペも大丈夫だろうなとは思っていたのですが、まさかのイヤイヤ期突入にかぶってしまい大変そうでした。
そんな中愚痴も言わず長男と向き合ってくれた夫にはとても感謝しています。
さて私ですが、この日は血管痛が激痛で緩和剤を増やしてもらっていました。
夜中に私が寝入ったら緩和剤の点滴速度を落としてもらったりと、看護師さんがとても工夫して私に負担のないようにしてくれていました。
診察も特に大きな問題はなかったのですが、自分のメンタルが急下降しており、
気が滅入ってる、帰りたいな……
と夫にラインを送っていました。
シャワー室のドライヤーが壊れていていちいちナースステーションに借りるのがとても面倒で夫に持ってきてもらったのですが、持ってきてもらった日にシャワー室に新しいドライヤーが設置されていて、それだけの事で悲しくなって泣きました。
今思うとまったく意味が分からない涙ですね。
33w1d
朝のモニターで赤ちゃんの胎動で徐脈がありましたが、大丈夫だったようです。
家族とテレビ電話したくてラウンジへ行ってもいいかと聞いたら、絶対安静なのでまだ駄目です!と言われて落ち込みました。
看護師さんが車イスで連れていく形ならいいと言われたのですが、さすがに忙しい看護師さんに電話の為だけに連れて行ってもらう気にはならず断念。
相変わらず痔が酷くて診察の際に押し込んでもらいました。
段々と痔について相談しやすい先生と相談しにくい先生がわかってきて、相談しやすい先生の診察の時には必ず押し込んでもらうお願いをしていました。(恥ずかしい)
風呂キャンしようと思ったのですが、さすがに2日間シャワーしないと汗臭くなるので頑張ってシャワーしてきました。
全然体力がなくなっているよ、入院はメンタルも体力も削がれまくる……
長男が私の事を忘れていないかとても不安になって夜は泣きました。
33w2d
この日は入院中一番の山場で、あやうく大きい病院へ搬送になるところでした。
朝からお腹の張りが頻繁にあり、10分間隔でちょい強めの張りがあったのでモニター。
2時間もモニターをつけていて疲れましたが、あまりうまくモニター取れず、張りはあるものの強くはなってきていないので内服リトドリンで様子見になりました。
診察でも、出血はなし、子宮口はとじているけど、うーん……とこれまた様子見。
午後イチでまたお腹の鈍痛がありモニター、また内服リトドリン。
あまり良くならずベッドで不安になっていたところ、主治医の先生が顔を出しに来てくれました。
マグセントの点滴を1あげるか、もうひとつリトドリンという点滴を追加で増やすか考えている。
マグセントのダルさorリトドリンの動悸どっちをとるか考えると、マグセントを増やした方が今はいい気がする。
そしてマグセントの流量が1あがりました。
「35wまでは持たせたいね」と先生。
マグセントの流量をあげて、これで張りがおさまるかなーと思っていた矢先、トイレでナプキンにピンクのおりものが付着していました。
張りも10~15分間隔で相変わらず。
急遽先生の診察になり内診したところ、少量のねちょっとした出血があるとの事。
4度目の出血です。
張りの様子見て、マグセント量もう1増やしましょう。
鮮血の出血がこれ以上増えたら、この病院だと34w過ぎないと生まれた赤ちゃんを小児科でみれないから大きな病院に搬送になります。
なんとかしてここで産めるように頑張りましょう。
なんと、ここの病院では34w以降じゃないと帝王切開ができないと言われました。
その後無情にも張りが強くなり、マグセントの量がまた上がりました。
搬送になっても、そのまま何事もなければ戻ってこれるからね。
搬送になるとしたら平日の明日、救急車で行くことになります。
家族は車で搬送先に向かってもらうから念のため連絡しておいてね。
看護師さんにも、「念のため荷物ひとまとめにしておいて!」と言われとても焦りました。
そして夕食後、少量の茶出血がナプキンについており、看護師さんに出血判定だね~と言われました。
モニターするとやはり10分間隔で割と強めの張り、入院初日を思い出すような痛み。
少しやばい状態だったのか、「点滴もう1種類追加の指示が出ました!」と看護師さんに言われました。
もう1種類の点滴を入れて少しすると、なぜか突然弱いけど3分間隔の張りに……。
その後3分間隔の張りがだんだんと強くなって、怖くなって夫にライン。
夫にナースコールしなさいと言われてすぐコールしたのですが、忙しいのか担当じゃない看護師さんが来てくれました。
そして点滴とモニターを見て何故か急いでナースステーションへ戻っていき……。
すぐに担当看護師さんがお産の合間に来て、点滴を止めてくれました。
そしてそのまま横になっていると、お腹の張りは6分間隔に伸びてきました。
でも相変わらず強い張りです。
急遽診察に呼ばれ、内診、問題なし。
「リトドリンと間違えて他の点滴を入れてしまいました、急いで点滴ルートを外して差し替えます。」
どうやら真逆の作用の薬を入れてしまった様子。
こんな時に限ってまたうまくルートが取れず、応急処置の手背へ点滴。
今度こそリトドリンを追加して様子見、お腹の張りが落ち着いてきて眠れたのは2時過ぎでした。(6時間以上格闘していました。)
看護師さんはとても真摯に謝ってくれて、私は赤ちゃんに何もなければ問題ないと伝えました。
疲れて眠すぎて、副作用でだるいし動悸もすごいし、色々考えるのが辛くなってこの日は寝ました。
33w3d
朝起きて、お腹の張りは無事におさまっていました。
あさイチで病棟の看護師長さんが話をしにきました。
昨日の夜はリトドリンではなく陣痛促進剤を30分投与してしまいました。
申し訳ありません。
何事もなかったから良かった、ミスは誰にでもあるし、結果何もなかったので大丈夫ですと伝えました。
「間違えた看護師を担当から変更できるがどうしますか?」と聞かれ、その看護師さんはとても謝ってくれたし、入院中かなり話を聞いてくれて心の支えになっていたので、「そのままで大丈夫です」と伝えました。
主治医の先生も朝に顔を出してくれて、
搬送になるかと思ったけど、落ち着いたのでなるべく搬送しない方向でいきたい、あと4日乗り切りましょう!
と励ましてくれました。
この日は夫が手術説明を一緒に聞きに来てくれる日で、私は久しぶりに会える夫にとてもウキウキしていました。
しかし説明前に点滴のルート変更があり、ルートをとるのに大苦戦。
若手からベテランまで次々と現れては刺すのを繰り返し、7ヵ所くらい刺してうまくいかず、手術説明の時間になりそうだったのでまたしても結局手背に。
夫に久しぶりに会えて嬉しかったのですが、前日の疲労と点滴の疲労で私はぐったりでした。
リトドリンの副作用で手が震えてご飯がうまく食べられなくなり、食欲がかなり落ちました。
33w4d
尿蛋白の数値が高かったようで蓄尿検査がありました。
24時間尿を袋に溜めなければいけないのですが、相部屋で他の人も同じトイレを使うのでとても申し訳なかったです。
朝のモニターで謎に10分間隔で張りがあったのですが、弱かったので大丈夫でした。
この日は経腹エコーもあり、久しぶりに赤ちゃんの顔が見れてハッピーでした。
妊娠中のモチベーションはやっぱりエコー写真ですよね。
母体に限界がくるかも、来週以降(35w)に帝王切開を早めるかどうか会議します。
採決の結果で貧血があり、この後から退院まで鉄剤の注射もありました。
鉄剤や、シャワーで点滴を外す際に血が固まらないようにロックする薬剤を入れると全身が足の先から頭までワー!と熱くなって地味にしんどい……
手が震えて何もできない、ラインもうまく打てずに落ち込みました。
そういう時に限って実母や義母からあまり嬉しくないラインが届き……悲しくて涙がでました。
先生も看護師さんもみんな口を揃えて「あと少しでここで産める!がんばろう!」と励ましてくれて、これも嬉しくて涙が出ました。
33w5d
診察で、胎盤被ってないかも?と言われました!
様子見て副作用強くてしんどいのであれば主治医に相談してマグセント減らせるかも?といわれましたがNGでした、悲しい。
蓄尿検査の結果、尿蛋白は問題ありませんでした。
お腹の張りが心配ですぐ看護師さんに相談してしまうので、私はきっとモニターの回数が多かったと思います。
看護師さんに心配性で申し訳ないと伝えると、「それが入院中の強みだから、少しでも違和感があったら言ってもらって、結果何もなかったら良かったね!で終わるから大丈夫!」とありがたいことを言ってもらえました。
33w6d
お尻からの痔の出血がようやく止まりました!!
相変わらず痔ちゃんは居座っていますが、排便のたびに出血がなくなり快適です。
点滴の差し替えで何回も刺しなおしされるのが恐怖で、ひたすら看護師さんに点滴の話題を振っていました。
そんな中この日はベテラン勢が揃っていたので、このタイミングで!と点滴の差し替えをお願いしました。
なんと3回で点滴のルートが入り大歓喜!
産後入院の説明があり、万が一赤ちゃんが早産で産まれた際の小児科用の入院書類を渡されました。
帝王切開の流れや、長男出産時に鬱っぽくなってしまった事を踏まえて色々無理せずにやる方針に。(授乳や母子同室など)
「今は体力より安静が最優先、赤ちゃんをなるべくお腹に留めるように頑張りましょう、安静が赤ちゃんの元気につながっているよ。」
「マグセントとリトドリン、両方の点滴入れる人最近いなかったから久しぶりレベル、頑張っているね。」
それだけ切羽詰まった状況なのだと改めて思い知ると同時に、点滴の副作用はしんどいけど効果がすごいんだなあと感心しました。
夜にまたお腹の張りが強くなってきてモニターをしたのですがうまくとれず。
リトドリン流量を増やして副作用で汗だくになり、33wをなんとか乗り切りました。
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